2015.12.11

Photoshop 火の鳥のような、燃え上がる動物を作るよ!!

燃え上がる鹿の画像

こんにちは。雪乃です。 クリスマスまであと少しですね。毎年ワクワクが止まりません。 さて今回は、Photoshop(フォトショップ)で動物の画像と炎の画像を利用して、火の鳥のような燃え上がる動物を作成する方法のご紹介です。
Windows8 を使用しています。 ※Photoshop CS6 を使用しています。

新規画像を作成

メニューバーのファイル→新規で1000px×576px(背景色黒)の新規画像を作成します。

背景を作る

背景を選択し、レイヤーパネル下部の「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」ボタンをクリックして、「グラデーションで塗りつぶし」を選択します。 下画像のように、円形のグラデーションを作成します。スタイル:円形/角度:90°/比率:248%(比率の値はサイズにより変更してください) グラデーションタイプ:べた塗り/滑らかさ:100% #8e0000(赤系の色)、#000000(黒色)

赤色から黒色のグラデーション

グラデーションレイヤーのレイヤーマスクサムネールを選択して、メニューバー「フィルター」→「描画」→「雲模様1」をクリックします。適用すると下の画像のようになります。 雲フィルター適用背景

切り抜いた動物の画像を用意する

切り抜いた、お好きな動物の画像を用意します。今回は鹿にしました。

鹿の画像

鹿の画像に各種設定をする

メニューバー「イメージ」→「色調補正」→「彩度を下げる」またはShift+Ctrl+Uで開いた動物の画像の彩度を下げ、白黒にします。

彩度を下げた画像

レイヤーパネル下部の「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」ボタンをクリックして、「レベル補正」を選択します。調整レイヤーで調整するので、直したいときにすぐ調整できます。 シャドウ、中間調、ハイライト入力レベルの値は、用意した画像により変わります。白い部分と黒い部分がはっきり出るように調整してください。

レベル補正画像

レイヤーパネル下部の「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」ボタンをクリックして、「階調の反転」を選択します。

階調の反転画像

鹿の画像を最初に作成した画像に移動する

鹿、レベル補正、階調の反転レイヤーをすべて結合して一つのレイヤーにします。 次にチャンネルパネルを開き、CtrlキーをクリックしたままRGBのチャンネルサムネールをクリックします。選択範囲ができるので、Ctrl+Cで選択範囲内をコピーします。

選択範囲を作成した画像

最初に作成した背景画像に戻り、Ctrl+Vでペーストします。わかりやすいようにレイヤー名「鹿」にします。

ペースト画像

  1. 「鹿」レイヤーの上に新規レイヤーを作成します。
  2. 「鹿」レイヤーと新規レイヤーの境界線をAltキーをクリックしたまま、クリックしてクリッピングマスクを作成します。
  3. クリッピングマスクのレイヤーを選択して、色:#fff799 ブラシツールで鹿を塗りつぶすイメージで着色します。クリッピングマスクに着色しているので、下の「鹿」レイヤーの不透明部分以外の色が表示します。

クリッピングマスク 着色画像

レイヤースタイルを適用する

「鹿」レイヤーを選択して、下図のようにレイヤースタイル光彩(外側)、光彩(内側)を設定します。

レイヤースタイル光彩(外/内側)適用画像

炎を配置する

  1. お好みの炎の画像を用意して開きます。
  2. チャンネルパネルを開き、CtrlキーをクリックしたままRGBのチャンネルサムネールをクリックします。選択範囲ができるので、レイヤーパネルに戻り、炎のレイヤーを選択してCtrl+Cで選択範囲内をコピーします。
  3. 作成途中のドキュメントに戻り、Ctrl+Vでコピーした炎を貼り付けます。
  4. 張り付けたレイヤーを選択して、メニューバー「レイヤー」→「スマートオブジェクト」→「スマートオブジェクトに変換」をクリックしてスマートオブジェクトに変換します。わかりやすいようにレイヤー名を「炎」にします。

炎の画像炎を配置した画像

「炎」レイヤを複製して、拡大、縮小、回転などを行い、鹿の輪郭に合わせて配置します。配置はお好みに合わせて行ってください。炎の画像は数種類用意したほうが、より良くなります。

炎を複数配置した画像

配置した炎のレイヤーをすべて選択して結合します。結合したレイヤーにレイヤーマスクを追加します。 追加したレイヤーマスクを選択して、ブラシツール カラー:#000000(黒)硬さ:0% 流量50% で鹿の内側の炎や外側の炎を消しながら修正します。

修正画像

完成

いかがでしたでしょうか?炎を使うとインパクトがあるので、ロゴ、チラシ、ポスタ―などで使えそうですね。 また、レイヤースタイル、チャンネルを利用してのコピーなど作成に使用したテクニックは応用ができそうですね。いろいろ試してみてください。